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Case_002 / 店舗・オフィス / 設計・DIYワークショップ
伝統と革新
近鉄奈良駅近くの路地裏にひっそりと並ぶ長屋にできたのは、日本の伝統工芸に関わる物・技術・人を新たな視点で世に送り出す総合商社「工藝舎」のGALLERY &STORE。日本や和の様式にとらわれず、つくる過程においても108人の方を巻き込みながら、新たな視点でつくられた場所です。
エントランスから覗くのは、形式ばらない新たな視点で捉えた和の空間。
エントランスはラワン素地のドアと亜鉛メッキの波板でシンプルに。
1階のギャラリースペースは天井も床も取り払うことで広い印象になりました。
古家具や茶箱でできた壁面収納。現場で考えながら一緒に配置しました。
床に敷き詰めたのはコンクリートブロック。砂で水平をとりながら敷き詰めるのはなかなか難しく、人力の賜物です。
木部には柿渋を塗ったので経年で色が濃くなっていくのが楽しみ。
正面はショーケースのような開口で開放感を。左の壁は木毛セメント板で、和らしからぬ素材ですが、アクセントにも、引き立て役にもなり得る壁になりました。
床にできた隙間には作家さんの没作品の素焼きタイルを詰めました。
-OUT LINE-
Type 長屋リノベーション
Age 不詳
Size 61.74㎡(18.6坪)
Design はちふく 福永裕美
Bild ミクロコスモス&108人の仲間たち
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